新型アトレー/ハイゼットはCVTで燃費向上、ACCも装備。商売やアウトドアに最適な理由とは?
掲載 carview! 文:塩見 智/写真:市 健治 94
掲載 carview! 文:塩見 智/写真:市 健治 94
先代と同じ自然吸気エンジンを搭載するハイゼットカーゴから試乗した。まず絶対的に静かになった。特に60km/h以上の巡航時に顕著。従来の4AT車に比べ、エンジンの回転数が低く抑えられているからだろう。ダイハツのCVTはローだけギアをもつタイプのため、発進加速性能も十分だ。同じエンジンとCVTを搭載するトラックについても同様の印象。
軽貨物車は、最大積載量は350kgながら実態としてはそれ以上の重量を積載して使われるケースが珍しくない。350kg以上積載した状態でも十分に走り、止まる性能をもっていないとユーザーに認められないのだ。ことの是非は別として。したがって100kgのバラストを搭載した試乗車の動力性能は十分と感じたのは当然といえば当然なのかもしれない。続いてアトレーに乗り換える。自然吸気エンジンのハイゼットに試乗した時点では動力性能に関してこれで十分だと感じていたが、アトレーのターボエンジンに乗ると、やっぱりこっちがいい。加速時に唸るように音を立てる自然吸気エンジンに対し、こちらは同じ加速をしても平和なままだ。
ハイゼット、アトレーともに荷室容量は広大なだけでなく、ボディ上部の絞り込みがほとんどなくなったため、上の方までデッドスペースが少ない。例えば目いっぱいダンボール箱を積むような場合に有利だ。さらに床面、側面の凸部分を可能な限り減らすことで荷物を床で滑らせるように移動させるのも容易になった。
予防安全装備の「スマートアシスト」が軽乗用車のタフトやタントと同じ最新版へとアップデートされた。対歩行者及び車両に対応した衝突警報機能、衝突回避支援ブレーキ機能が備わるほか、前後誤発進抑制機能、車線逸脱警報機能、車線逸脱抑制制御機能、ふらつき警報、標識認識機能、アダプティブヘッドライト、オートハイビームなどが盛り込まれた。さらにアトレーには全車速追従機能付きACCや車線中央維持をアシストしてくれるLKC(60km/L以上でACC作動時のみ)まで備わる。就業者の高齢化は年々進んでいる。安全性能の向上は軽貨物車ユーザーやその家族にとって安心材料となる。
キーを取り出さなくてもロック/アンロックができ、シリンダーに差し込んで回さなくてもエンジンスタートができるキーフリーシステム&プッシュボタンスタートも備わった。9インチもしくは6.8インチのディスプレイオーディオが設定され、「CarPlay」、「Android Auto」によってスマホのナビアプリなどを使えるようになった。リアカメラ映像を常時映し出すスマートインナーミラーも設定された。いずれも乗用車では珍しくない機能だが、軽貨物車ユーザーが待ち望んでいた機能だ。今や軽貨物車は配達などで決まった行動範囲内しか走行しないビジネス用途のみならず、車中泊をはじめとしたアウトドア用途も考慮しなければならない。このためナビ機能をはじめとする便利機能も求められるのだ。
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